TECHNOLOGY

RFID

現場の業務効率化・生産性向上

RFIDとは、電波を用いた非接触の無線通信によってRFIDタグ(ICタグ)の情報を読み書きする自動認識技術です。UHF帯RFID(RAIN RFID)はタグを一つ一つ探して読み取る必要がなく、5~10m先からスキャナをかざすだけでタグの大量一括読み取りができ、バーコードでの運用に比べて入出庫・棚卸の時間を1~2割まで短縮させます。

RFIDタグは電池不要なため安価に利用でき、安いもので1枚5~10円まで価格が下がっています。人手不足を背景とした業務効率化のために普及が急速に進んでおり、2017年に全世界で120億個以上のタグが出荷されました。より詳しく知りたい方は、「RFIDとは?最新動向と活用事例を解説!」をご覧ください。

複数のタグを一括で読み取れる

離れた場所からも読み取れる

箱の中も閉じたまま読み取れる

TECHNOLOGY

電波位相解析で高精度なRFIDタグの位置特定

RFIDはタグを大量一括読み取りできて便利な技術ですが、遠隔から読み取ったタグの位置を特定できるものではありませんでした。しかし、電波位相解析と呼ぶ日米欧で特許取得済みの当社技術によって、RFIDタグが貼付された在庫・物品の位置を高精度に特定できるようになりました。

秒間400回以上で検出される応答電波位相情報を使う事で、従来の信号強度を使った方式に比べ、タグ感度や反射に影響を受けずに、正確な位置情報を取得できます。

高齢化にともなう労働人口の減少から、現場では人手不足が深刻な課題となっています。人手を確保できても人件費の増加が業績に大きな影響を与えており、現場の自動化や省人化は今後の取り組みとして高い関心が示されています。在庫・物品管理のような非生産的な時間を減らして、付加価値を生む業務へ集中することが重要となります。

電池入りの高価なIoTセンサーを在庫・物品一つ一つに貼り付けることは費用や電池交換の観点から現実的ではなく、現場におけるモノの情報は不透明で、管理は非効率でした。しかし、当社技術を活用することで、1枚5~10円の安価なRFIDタグを使って、個品のロケーション管理が可能となりました。

これにより、入出荷・棚卸にとどまらず探索を含むロケーション管理が圧倒的に効率化され、店舗では商品・在庫の位置情報を活用した革新的なマーケティングが可能となります。具体的な活用例は、サービスページおよび導入事例をご参照ください。